24/365 稼働で得られるものはセキュリティ脅威に見合うか ?


「Web サービスは、24 時間 365 日止まらず動いているのが当たり前」——私たちは、いつからそう考えるようになったのでしょうか。

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高い可用性は、もちろん価値があります。オンライン決済、医療、交通、緊急連絡、世界中から使われるサービスなど、必要なときに使えなければ困るシステムは数多くあります。サービスを安定して提供することは、顧客との約束であり、事業の信頼を支える重要な要素です。

しかし、可用性を高めることと、システムを一瞬たりとも止めてはならないと考えることは同じではありません。

2026 年 10 月、PHPの複数の脆弱性が公表され (「PHP2shell」と呼ばれたりします)、修正版への更新が呼びかけられました。影響を受ける構成では、認証されていない第三者によるコード実行につながる可能性があるとして、PHP プロジェクトや IPA など数多くの組織・機関から注意が促されています。こうした重大な脆弱性は、ソフトウェアを使う組織に、影響範囲を把握し、更新を判断し、安全に適用する準備ができているかを問いかけます。

この出来事は、「常時稼働だから脆弱性が生まれた」ことを意味するものではありません。問われているのは、危険が明らかになったときに、必要な対応をためらわず、かつ安全に実行できる運用になっているかということです。

本シリーズのテーマは、24/365 稼働で得られるものはセキュリティ脅威に見合うかです。常時稼働を無条件に否定するのではなく、その便益と代償を、セキュリティ・運用・事業の視点から考えます。

参考資料


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